バセドーちゃんの妊娠日記

バセドウ病歴10年。授かった子ども、ちゃんと産んであげたい。

すーちゃんの恋ー妊娠中に読みたい本

益田ミリのすーちゃんシリーズが大好きだ。

 

すーちゃん (幻冬舎文庫 ま 10-2)

結婚について悩むすーちゃん、子どもを持たない人生について考えるすーちゃん、仕事の人間関係に悩むすーちゃん… 

 

映画化された『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』は、20回近く見ているくらい好きな作品だ。

印象的なセリフも多い。

「時々思うのだ。捨てた方の人生も、ありだったんじゃないかなあって」

 

 30〜40代独身女性の微妙な心の動きを綺麗事なしに描く。静かな話かもしれないが、私はとても熱い作品だと思う。

 

すーちゃん まいちゃん さわ子さん

 

そんな大好きなすーちゃんシリーズ。

久しぶりに手に取った『すーちゃんの恋』がすごく良くて癒された。

 

 絵本のごはんが可愛くておいしそう

すーちゃんはカフェの店長を辞めて、保育園の調理師になった。

 

保育園にはなんと畑がある。野菜を育てて、それを給食に使う。食べることを大事にした保育園なのだ。

 

すーちゃんは絵本に出てくるような楽しいメニューを考え、工夫を凝らして子どもたちを喜ばせる。

「どろんこハリー」のどろんこごはん、「おおきなかぶ」のスイートコーンのミルクスープ…

 

ただ作るだけではなくて、そこは保育園!

「うんとこしょ、どっこいしょ」とおおきなカブの劇をしてからみんなにスープをよそったり、子どもの目の前でごはんを「どろんこ」にしたり…

想像するとうっとりしてしまうような楽しさだ。

 

保育園の調理師、すーちゃんの感性がいい

子どもの中には畑の野菜に興味を持つ子もいれば、手伝う子どももいたり、声をかけると逃げてしまう子もいる。

 

すーちゃんが一生懸命考えた給食を、全く食べてくれない子もいる。

 

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はじめは食べてもらえないことに悩むすーちゃんだが、あるときこんな風に言う。

 

「子どもたちって、自分全開じゃないですか。食べない子にも、その子なりのこだわりがあって。

そういうところも、輝いて見えることがあるんです」

 

すごくいい顔で言うのだ。

 

すーちゃん自身は人と比べて、「自分は結婚していない」「彼氏もいない」「子どももいない」どうしよう、と悩んでいる。

どうしようかと思いながら、仕事でぐったり疲れた後スーパーに行き、料理を作り、保育園の給食メニューを考える日々だ。

 

たまに結婚出産した友人に会えば、もやもやとした気分になって。

自分の年齢をふと思い出して不安になって。

 

だからこそ、「自分全開」の保育園児たちを見て、素敵だなと素直に感じたのだと思う。

そんなすーちゃんの感性や子どもに対する目線が、とてもいいなと思う。

 

妊娠中だとどんな子どもが生まれるのか、不安だ。

すごく暴れる子どもだったらどうしよう、弱々しい子どもだったらどうしよう。

 

「子どものそういうところも、輝いて見えるんです」

というすーちゃんの言葉を思い出すと、そういう不安が、すっと軽くなるのだ。

 

37歳独身すーちゃんの恋

 すーちゃんは37歳独身、彼氏なし。

結婚し出産した友人に会って「つまらないな」と感じたり、独身の友人と会っては「お祝いされるのが少ない人生だよね」とこぼす。

 

結婚したいならもっと積極的に出会いを求めればいいのに!とはじめは歯がゆく思っていたが、すーちゃんにも気になる人がができる。

 

仕事も頑張りながら、意外にも恋には積極的に向かうすーちゃんだが…

彼との出会い方やデートがとても楽しそうで、読んでいて楽しい。

早く続きが読みたい。

 

すーちゃんの恋 (幻冬舎文庫)

すーちゃんの恋 (幻冬舎文庫)

 

 

 

すーちゃん (幻冬舎文庫 ま 10-2)

すーちゃん (幻冬舎文庫 ま 10-2)