ズンドコ妊娠育児

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『よい親でなくとも子は育つ』自分らしい子育てを見つける本

久しぶりに子育ての本を読んだのだが、なかなかよかった。おじいちゃん先生の書いた、ホットケーキの表紙の本。

 

よい親でなくとも子は育つ―83歳、小児科医の太鼓判

よい親でなくとも子は育つ―83歳、小児科医の太鼓判

 

 

83歳のおじいさん先生が、子どもの健康や、しつけなど、育児の悩みに答えていく。

 

ご年配だが説教くさいところはほとんどなく、代わりによくでてくるのはこんな言葉。

 

・汚くても良い、ばっちい方が良い

・子どもの気持ちよい風にしてやろう

・美味しいものを食べてよく休もう

・楽しく過ごそう

・のんきにやろう

 

読んでいて、肩の力が抜ける。

 

おっぱいは誰のもの?

心に残ったのが、「おっぱいはそれを胸に持つ人のもの」という章だった。

 

「おっぱいにはストーリーが詰まっている」。

 

私も子を産んでから、「おっぱい」に悩むことが多かった。

それまでは自分だけの誰にも見せないものだったのに、母親であるというだけで「母乳はでるのか、完母か」「おっぱいはどうだ」などと大して仲の良くない人にカジュアルに聞かれるし、こどもの体重が少なければ私の乳が悪いのかと悩んだり、母乳外来に通ったり。

 

普通の綺麗なブラジャーもつけられなくて、もっさりしたブラだし、夜間の授乳をしないと朝には岩のようにガチガチに固くなってしまったり、乳腺炎に気をつけなければならなかったり、授乳つらいのに夫にはヤキモチを妬かれたり…

 

もう、キリがないほど悩みとストーリーがおっぱいにはあるのだ。

 

この章では、おっぱいに関する世間の「母性愛の賛美」に対する違和感とか、女性の苦痛についても触れられている。

 

ほかの育児本では見たことのないような視点で、でも母親としてはすごく共感できて、なんだかぐっときてしまう。

 

これを読んで、そういえばおっぱいおっぱい言われるのが、特に義父とか男の人に聞かれることが本当に気持ち悪かったし、嫌だった。

 

おっぱいは、まずもってそれを胸に持つ人のもの…なのだ。赤ちゃんのもの?家族のもの?いえいえ私のものなのよ。うん(涙)。

 

のんきに楽しく暮らすための子育て10の知恵

 

それから、子育てに関する「10の知恵」が紹介されているのだが、これが良かった。ノートに全部メモしてしまった。

 

特に良いなと思ったのが、

・自分の性格と生活をマッチさせること

・様子を見る

・理想は高く持たない

・こどもに献身しないこと

 

〜すべきってことは無い。

焦らず、のんきに構えて、思い切り甘えさせてやる、抱きしめてチューしてやる、それが大事。

 

病気も恐れず、様子を見て、子どもの気持ちの良いようにさせてやる。楽しいことをさせてやるというのが、原始的で合理的で良いと思った。

 

「病気は幼いうちにうつしにもらいにいく」という点だけはどうしても賛成しかねるけれども、全体的に「親の感覚を大事にする、こどもをよく観察してやる」ということを徹底していて、うなずくところが多い。

 

表紙が美味しそうなホットケーキの写真なのが、この本の性質をよく表している気がした。柔らかく、のんきに、楽しく暮らそうよ、と。

 

よい親でなくとも子は育つ―83歳、小児科医の太鼓判