ズンドコ妊娠育児

妊娠中・育児中の困ったことや面白かった本などを紹介しています。

赤ん坊9ヶ月のバケモノぐあい

 保活と求職活動を同時にしていたんだけど、ちょっと、ギョッとするくらいに疲れている。

 

赤ん坊はというと、特別に可愛いと毎日思うし、いつまでも抱っこして匂いをかいでいたいくらい愛おしい。

 

恋の感情に似ているな、と思う。それくらい、私を思考停止させる。9ヶ月になって、少しコミュニケーションをとれるようになって、ものすごく可愛い。

死ぬ前に思い出すだろう人生ベストテンに間違いなくランクインするだろう赤ん坊とのライフ。80歳になったとき、ドラえもんに会って「タイムマシンでどこか戻れるけどどうする」と言われたら、この今の赤ん坊との1時間をチョイスするだろう。戻って来て、赤ん坊とハイタッチする。小さくもしゃもしゃと動く手を握る。タカイタカイする。抱きしめる。まだ髪の少ない熱い頭をなでる。

ちょっと涙が出そうになるくらい、可愛い。いい匂い。今を取り逃したくない。味わいたい。

 

それから、世話をする。メシを食べさせ乳をやり、オシメを替えてやる。

 

文章にすれば一文だが、実際は椅子に座らせるときも暴れるし、食べながら大人のスプーンをよこせと泣いて喚いたり、食器を繰り返し床に落とす遊びをしたりと忙しい。赤ん坊は忙しいのである。私は自分に貧しい飯を口に詰め込みながら、繰り返し腰を折り、スプーンを拾ってやる。

赤ん坊は遊びながら暴れながら成長を見せてくれるので、それも見逃せない。今週は「拍手」をマスターしたところだ。初めてぎこちなく手を合わせているのを見た時、嬉しくて愛おしくて涙が出た。可愛くて可愛くて泣いた。

 

赤ん坊は、私の心も、体も、時間も、支配しているおそるべき存在だ。ちっちゃな天使のような顔をしたバケモノである。

 

赤ん坊に合わせてばかりいたら、自分が何を好きだったのかも忘れてしまった。何をしたいのか、毎日よくわからないまま、すべきことだけをしている。ただ、歩きながら、洗濯物をたたみ乳をやり、保育園を探し、動きながら考える以外にないとは思う。

 

赤ちゃんがいて今がシ・ア・ワ・セというそういう甘い状態でないのは確かだ。むしろ、危機感が強く、毎日張り詰めている。

 

せっかく赤ん坊が来たので、面白育児エッセイー的なのを書こうと思っているのだが、ついつい思考停止しているか、焦って深刻になってしまいがちだ。仕事を探そうにも、保育園を探さなきゃと思うとうんざりして、もう何もかも手放して南の島に移住しようか一人旅に出ようかとパスポートを手に取りたくなる有様なのだ。それを堪える。必死でこらえている。

 

世の他のお母さん方は、今何を考えているのだろう。

 

 

バケモノの子

おおかみこどもの雨と雪